CHRONICLE PLUGIN

Chronicle Plugin既存AI環境に、判断の来歴を差し込む。

Chronicle Pluginは、ChatGPT、Codex、Claude、Claude Codeなどの既存AI対話・作業環境を置き換える独立チャットUIではありません。会話、判断、根拠、不確実性、訂正、承認、実行結果の来歴を付与し、後から再審・再構成・引継ぎできるようにする、ベンダー非依存の知的協働基盤として検討しています。

Chronicle Plugin adds capture, decision states, RDE review, and context reconstruction to existing AI hosts instead of replacing them with another chat UI.

会話ログではなく、判断形成過程を資産にする。

一般的なAIチャットでは、質問と回答は残っても、どの問いから結論が変わったのか、どの根拠を採用したのか、何を保留したのかを後から再構成しにくくなります。

Chronicle Pluginは、独自UIに利用者を移すのではなく、既存AIホストの作業体験を活かしたまま、会話、判断、根拠、訂正、承認、実行結果をChronicleへ接続します。中心価値は、文脈主権、判断状態、人間の承認、意味変化の監査です。

AIとの作業を、ホストごとの履歴から、利用者または組織が管理するChronicleへ移します。

保存、意味化、承認、再構成を、作業の横に置く。

Chronicle Pluginは、AIホスト内の会話を丸ごと正本にするのではなく、必要な範囲を明示的に取り込み、人間が確認できるMeaning EventとContextPackageへ変換します。

Host既存AI環境で作業する

ChatGPT、Codex、Claude、Claude Codeなどの対話、調査、実装、文書化の流れは、原則としてホスト側のUIを使います。

Capture保存範囲を明示する

利用者の明示操作、またはChronicle MCP経由のTool実行から、会話、資料、成果物、承認、訂正の候補を取得します。

MeaningMeaning Event候補へ分解する

問い、仮説、主張、根拠、反証、決定、保留、訂正、リスク、未解決事項を、元発話や資料へ追跡できる形で候補化します。

Gate人間が状態を確定する

AIは候補を提案できますが、accepted / rejected / suspended / contested などの判断状態は、人間または明示的に委任された主体が確定します。

LedgerChronicleへ追記保存する

確定Eventを上書きせず、訂正、撤回、置換を新しいEventとして保存し、関係、根拠、監査証跡を残します。

Context次のホストへ引き継ぐ

目的別ContextPackageとして、採用判断、保留、対立、未解決、出典、禁止事項を区別し、別ホストや次の担当者へ渡します。

ヘッドレスCore、MCP、Adapter、必要時のPanelに分ける。

通常の会話、ファイル操作、成果物編集はホストUIへ委譲します。Chronicle固有UIは、差異確認、承認、関係グラフ、履歴再生など、通常のチャットUIでは表現しにくい場面に限定します。

Chronicle Core

Meaning Event、判断状態、関係、RDE監査、ContextPackageを扱うヘッドレスな中核です。

Chronicle MCP Server

chronicle.capture、chronicle.commit、chronicle.diff、chronicle.contextなどのTool / Resource契約を提供します。

Host Adapter

ChatGPT、Codex、Claudeなど、ホストごとの認証、Tool呼び出し、UI能力、取得可能範囲を吸収します。

Capture Normalizer

ホスト固有の会話、Tool結果、成果物参照を、共通のSourceRecordとMeaning Event候補へ正規化します。

RDE Engine / Sayane

元議論と生成物の差異を、保存、変換、補完、未解決、逸脱リスクとして提示します。

Chronicle Panel

比較、承認、差異確認、関係グラフ、履歴再生が必要なときだけ表示する任意UIです。

取得できる範囲を、推測で補わない。

ホストごとに取得できる会話範囲やUI能力は異なります。Chronicle Pluginでは、取得できなかった項目を推測で埋めず、欠損として扱います。

方式位置づけ
Explicit Capture利用者が「ここまでを記録」などの保存範囲を明示する方式です。MVPの正式対象です。
Tool-mediated CaptureChronicle MCP経由の調査、判断、実行を記録する方式です。構造化しやすく、MVPの正式対象です。
Host-integrated CaptureHookやイベント同期で自動取得する方式です。ホストごとの権限差が大きいため、初期は実験扱いです。

便利な保存ツールへ縮退させない。

最大の逸脱リスクは、Plugin化によってChronicleが単なる保存・検索ツールへ見えることです。Chronicle Pluginの本質は、保存量ではなく、意味状態、関係、RDE、人間の異議、再審可能性にあります。

向いている用途

  • AIとの会話、調査、実装、文書化を、後から再審できる判断来歴として残したい組織
  • ChatGPT、Codex、Claudeなど複数ホストをまたいで、文脈を持ち運びたい利用者
  • AI生成物が元議論をどう変えたかを、RDEで確認したいチーム
  • 会話ログではなく、問い、根拠、保留、訂正、承認の関係を重視する業務

対象外・未確定の用途

  • 独自の汎用チャットUIを求める用途
  • 全ホスト、全会話の完全自動取得を前提にする運用
  • 非公開Chain of Thoughtの取得や保存を期待する使い方
  • AIだけで業務判断を確定し、人間の承認や異議を省略する運用

概念実証から、MVP、組織利用へ段階的に進める。

現時点では業務分析・要件定義 v0.1 に基づく構想整理段階です。商用版とOSS版の境界、初期ストレージ、対応ホストの順序は、次版以降で確定します。

  1. Phase 0Event Schema v0.1、MCP Tool契約、単一Tenant Ledger、Explicit Captureを検証します。概念実証
  2. Phase 1ChatGPT / Codex Adapter、Claude / Claude Code Adapter、Human Gate、RDE監査、最小Chronicle PanelをMVPとして確認します。MVP
  3. Phase 2Ayane、Sayane、Kazane、GitHub、文書、メールなどのEvidence参照へ接続します。ZYX統合
  4. Phase 3組織Workspace、RBAC、保持・共有・監査Policy、承認フローを扱います。組織利用
  5. Phase 4複数組織間Chronicle Exchange、外部監査、OSS版と商用版の境界を検討します。商用化検討

よくある質問

Chronicle Pluginの現在地、Chronicle Chatからの変更、既存AIホストとの関係、判断確定の責任境界を確認できます。

Chronicle PluginはChronicle Chatの後継ですか?

旧Chronicle Chatの中心思想である、LLMとの会話をMeaning Eventとして残す発想は維持します。ただし、汎用チャットUIを独自開発するのではなく、既存AIホストにPlugin、MCP、Adapter、必要時のChronicle Panelを接続する構想へ再配置します。

一般提供中の製品ですか?

いいえ。現時点では業務分析・要件定義 v0.1 に基づく構想整理段階です。MVP、ライセンス、商用提供モデル、初期ストレージ、対応ホストの範囲は未決定事項として扱います。

既存のAIチャットやCodexを置き換えますか?

置き換えません。通常の会話、ファイル添付、実装、成果物編集はホストUIを使い、Chronicle Pluginは保存、意味候補、承認、RDE監査、文脈再構成を補助する層として扱います。

AIが判断を自動確定しますか?

しません。AIはMeaning Eventや判断状態を提案できますが、業務上の確定は人間または明示的に委任された主体が行う前提です。RDE監査も自動判定ではなく、人間が再評価するための材料です。

どのAIホストに対応しますか?

要件定義ではChatGPT、Codex、Claude、Claude Codeなどを想定しています。ただし、取得できる会話範囲、UI能力、認証、配布方法はホストごとに異なるため、対応範囲はCapability Matrixとして段階的に確定します。

Chronicle Pluginについて、まずは構想段階からご相談ください。

AIホストをまたぐ文脈保持、Meaning Event、RDE監査、MCP連携、社内の判断来歴化について、現時点の業務課題から整理します。